レイトショーで映画「CRY MACHO」を観て来ました。
CRY MACHO


クリント・イーストウッドの最新作。
年老いたカウボーイと、親の愛情を知らない少年の、ロードムービーのような作品です。
時代は1979年。 友人の子供を、メキシコにいる母親の元から連れてくる(客観的には、誘拐に近い)過程を描いた物語です。

感想。
叙情的で緩やかな展開。 主役二人を丁寧に描いていて、良い映画でした。

ただ・・・悪い訳ではないけれど、もう少し、緊張感のある展開が欲しかったかな。

子供を追ってくる、母親の手下や警察が間抜けで、緊張感ある部分がアッサリと終わってしまう。 ほとんどが、カウボーイと少年の交流でした。

原作小説があるので、こうなっているのならば致し方なしかな、とは思いますが。

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あと「監督50周年記念作品」と大げさ気味に謳っていることについて。

彼のこれまでの経歴を見ると、「一つ一つ、興味を持ったものを創り上げていく」というスタイルなので、映画の内容がやや肩透かしなのを見込んで、宣伝する側が考えた煽り表現でしょうね。

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決して悪い出来ではありません。 ただ、もうちょっと他の要素を加えたら、カウボーイと少年の交流が、より引き立ったのでは。 そう思える作品でした。

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おまけ。

この映画、過去に何度も企画されては頓挫してきたそうです。
主演も、アーノルド・シュワルツェネッガーや、ロイ・シャイダーが候補にあったそうで。
どちらもアクションスターですね。

特にロイ・シャイダー。 既に故人となられ叶わぬ夢ではありますが、彼が演じていたら、どんな風になっていただろう、と思います。
ロイ・シャイダー