劇場で「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち -前章- TAKE OFF」を観てきました。

前作、「宇宙戦艦ヤマト2202」は、制作者の一部が「うひひ」と笑うだけの、この上なく残念な作品でした。
新しいヤマトが見たかったんですけどね。 それは叶いませんでした。
その為、今回も全く期待しておりませんでした。
でもまぁ、行ってきました。

パンフレットは売り切れでした(涙)
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冒頭14分は、ネットでも公開されています。
感想としては・・・想像していたよりは良かった、でしょうか。
物語は大雑把に言うと、ヤマト2202の後日談と、次の大きな戦争への序章です。
脚本家が2202と同じなので、ここも特に期待薄でしたが。 監督が変わったせいでしょうか。 ある程度、納得いく展開になっていました。 とくに後半は、そこそこ楽しめました。
今どきの作品らしく「心情を熱く語って、その台詞に酔わせる」部分はありますが。
(自分としては面白くない) でも、なんとか堪えました。
登場人物たちも、カッコつけてる割には、たいして中身がない気が。
あと、ヤマトのデザインが、少し2199寄りに戻っていました。 他の艦船、航空機も、それに沿った雰囲気です。
2202では、メカデザインも面白くない物が多かったので、これは良い変化だと思います。
CG映像も少し簡素化された印象ではありましたが、これは意図した表現かも知れません。
(風景、ヤマト艦内なども、簡素化されているような気がします)
しかし・・・
今回ヤマトは僚艦を伴って発進するのですけれど。
ヤマトの発進では水柱が立つのですが、僚艦では水柱が立ちません(ほんのちょっと)。
また、
どっちに向かって撃っているのか、いまいち距離感が掴めない映像です。
距離感といえば・・・。
1。
訓練生がヤマトへ乗艦する際、岬の向こうからヤマトの船体が見えてくるシーン。
ヤマトが異様に大きいです。 地形を考えると、ちょっと信じられない見え方をしています(笑)
2.
ガミラス本星のマグマの動きも、オカシイです。
物語の中で、マグマが噴出するシーンがあるのですが・・・。
(サンプル画像)
建物の映像と、惑星の映像。 この位置で、マグマが、ほぼ同じスピードでした。
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それでも2202よりはマシかなぁ、と。
2202で、ヤマトを飛行機として表現してしまったのを、2205では、旧作の雰囲気まで、船に戻してきましたし。
大喜びとは行きませんでしたが、でも観に行って良かったと思える出来でした。
【追記】
音楽はとても良かったと思います。 エンディング曲も宮川彬良氏によるものです。
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