最近は1日30分くらいしかゲームを出来ていないので、代わりの記事です。
6本目の動画「ニンジャとシャイ」の話です。
時代劇を作りたい。 できれば、叙情性のある時代劇を。
ヒントになったのは、ドラマ「立花登青春手控え」シリーズでした。
黒い砂漠でも出来る表現で。
初めはニンジャとツバキの組み合わせで考えていましたが、当時、ツバキのキャラを持っていなかったこともあり、構成を考えていく過程で、ニンジャとシャイの組み合わせになりました。
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出来たのがこちらです↓
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1stカットのシャイ登場シーン。 これは草むしりの撮影中に思いつきました。
草むしりは、意外と難しかったです。
目的に見合う採集場所がなかなか見つからず、何度も撮り直しをしました。
食事のシーン。 食事のクールタイムが30分なので、失敗すると撮り直しが大変。
廃屋で眠るシャイ。 この辺りで、シャイの表現の仕方が決まってきました。
シャイとニンジャの駆け引き。
3回繰り返しますが、編集の仕方によって理想のタイミングが変わってくるため、何度も撮り直ししたところです。
ニンジャが身体を寄せるタイミングで腰を下ろすシャイ。
ニンジャとシャイの別れのシーン。 ここは頭の中でイメージを固め何度も練り直し、幸運も重なって一発撮りでした。
荒野に一人、シャイを置き去りにするシーン。
草陰ギリギリのところで走るシャイを撮るのは難儀でした。 あとこれは心象風景です。

最後まで、ほんの僅か、姿が見えてます。
戦いの時のニンジャのアップ。 これは本来、上目遣いになる予定でした。
しかし上目遣いにしても、上段の構えになると下を見てしまい、予定通りにはならず。
目線が変わったことで編集内容も変わり、挿入場所も変更となりました。 悔しいカットです。
戦闘シーン。 エフェクトを最小限にし、ゲームらしい技は控えるようにしました。
どう転がっても、ゲームはゲームなんですけどね。
ラストの草むしり。 ニンジャとの対比をすべく、様々な組み合わせを考えました。
ニンジャの戦闘場面にカットインする方法も考えましたが、刺激が強かったのと、感動ポルノにはしたくないとの思いで、抑えた表現にしています。
最後。 古い日本映画のような終わり方を心がけました。
BGMを途中でフェードアウトしているのは、曲の最後の部分が、目的とする表現に合わなかったから。 作曲できないので止む無く、です。
タイトルは、滴り落ちる水滴をイメージして。
後になって見返すと反省点も多いのですけれど。 当時の精一杯です。
また何か、映像ならではの表現を作れたら、と思っています。
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ストックしておいた記事もこれでお終い。 さて、どうしましょう。
コメント
コメント一覧 (2)
ほんとに短い時間の中でうまく表現されていて感心するばかりです。
シャイがあの忍者が現れることを願っているような最後のシーンで
グッときました。
特にシャイと忍者の駆け引きの最後のカット、シャイが忍者を追い
越していくシーンが互いに心を許す存在になったように思えてお気
にいりです。
また動画がアップされるのを気を長くして待っています。
見てくれてありがとうございます。
シャイと忍者が歩いたり走ったりするシーンは、2人の距離感を表すつもりで撮りました。 意図を汲み取っていただけて、嬉しいです。
また何かアイディアを思いついたら作りますので、よろしくお願いいたします。