リアルの用事が詰まってきました。 今回も代わりに動画作品の話です。

これはアーチャー実装イベントの一環として行われたコンテストでした。
秋の芸術祭の翌月の12月。
ただこの時のコンテストは辛かったなぁ。
イベントスケジュールの杜撰さの他に、ゲームの仕様変更(被写界深度の簡素化、ズーム機能の改変、オートフォーカス追加)と、それの不具合とが重なり、制作期間が実質1週間しかないというものでした。
コンセプトを決めて、勢いだけで作りました。-----
「アーチャーに海を見せたい」
異世界の深い森に住む設定のアーチャー。 海を見たことがないのでは?と思ったのが発端です。
そして妖精とペアにするアイディアは、直前に参加したユーザーイベントからでした。
01:00、妖精がアーチャーに話しかけているように見えます。

これがきっかけでアーチャーと妖精の二人旅が決まりました。
目的地はアレハザ村の海岸です。
アレハザ村?
黒い砂漠の地形をご存じの方は気付くかもしれませんが、アーチャーの出身地カーマスリビアからアレハザ村は、一番遠いところになります。
もっと近くに幾らでも海はあります。
それでもアレハザ村にした理由は、島や人工物が少なく、一番景観のよい海が見られるから。
また、カルフェオンなどの都市を入れるとテーマの障害になる。 そして前回の動画「歩く話」で使った場所は避けたかった。等です。
という訳で、設定に穴があり、青臭さもあるストーリーですが、時間もないため、今回はそれで押し通すことにしました。
編集能力は前回と同じ。 タイムライン表示の拡大もまだ知らず、デフォルトのまま作っていました(今思うと、よく作れたなと思います)
今回も秒間24コマです。
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撮影はほとんど一発撮りです。 編集時間を考えると、撮影に使えるのは1日。 とにかく時間がなかった。
夜時間のうちにベア村で撮影スタート。

青臭さは覚悟の上。 ストレートに話を進めました。

※字幕を入れるのにはかなり抵抗がありましたが、他に手段が思いつきませんでした。
翌朝、妖精がアーチャーに囁きます。

ランタンを使用して、人物を明るくしています。

一応、イケメンキャラなので白馬に乗せました。

馬の影。 ランタン効果のせいかな? 影が薄い気がします。

橋の移動は画角を狭めズームで。

木々の動きは広角で撮り、風を切って駆け抜ける雰囲気を狙ってみました。

砂粒バザールへ着いた所。 撮影をしていると突然、誰かの馬が現れました。

丁度良い動きをしてくれたので、これはそのまま使わせていただきました。

砂漠の移動。 このシーンはなるべく平坦なところを選んで撮りました。

休憩シーン。
ここからアレハザ村へ着くまでは、ちょっと辛かった。
BGMの都合で1分ほど時間稼ぎをしなくてはならないのですが、砂ばかりでネタがない。
撮影も1日で終わらせなければならず、考える余裕もありません。
繋ぐのに苦労しました。

アレハザ村へ到着。
このとき既に、仕様変更やグラフィック軽量化の影響で、遠景があまり綺麗ではありませんでした。
色調を調整して、なんとか凌ぎました。
また、これ以上近づくと小屋のまわりに象などが表示されます。 邪魔になるので非表示になる位置を選んで撮りました。

海に近づいた所。 ここまで近づくと、海も綺麗ですね。

光の中で舞う妖精。 位置決めが難しかった。

夕陽に照らされる海。 標準では波の動きが早すぎたため、ここだけスローにしました。

動画内容の様に、駆け抜けたような撮影でした。
あと前回の「歩く話」もそうですが、基本的には「心の忘れ物を拾いに行く」ようなイメージで作っています。
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【おまけ】
Twitter用に作った予告編と、しばらく後になって一部を変更したリテイク版。
追加したシーンの一つ。

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