映画「運び屋」を観てきました。 感想です。
映画「運び屋」公式サイト
実話を元にした作品です。
90歳になる老人が、麻薬の運び屋をしていく話です。
物語を観ているというより、主人公と共に行動している感覚でした。
ラジオから流れる曲に合わせて歌を歌いながら、麻薬の移送。 そのアンバランスさが、とてもユーモラス。 人間関係も、一括りでは語れない、複雑なもの。
そして主人公の行動と、心の変化を見ていくうちに、ふと「自分はどうなんだ?」と思うようになってくる。
でもそれが押し付けなどではなく、一人の人間を見つめるだけで自然と、そうなってきます。
余計な装飾を廃した見せ方は、今回も素晴らしいです。
それでいて心の充足感はたっぷり。イーストウッド御大の衰えぬ創作意欲には毎回、驚かされます。
とても良い時間を過ごせました。
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映画の観客は、老若男女、様々な人がいました。
高齢の女性が一人で見に来ていたり、若い男の二人連れ等。
その若い男の一人は見終わったあと「分からなくて途中、眠ってしまった」と漏らしていました。
でも、それも感想だと思います。
似たような感想ばかりでは、面白くありませんから。
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関連する動画を少し掲載します。
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